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○こちら特撮情報局 特撮男優・女優スペシャルインタビュー
 
■−特撮ヒーロー ほろ酔い鼎談 2008−その2
ゲスト:川崎龍介・小林朝夫・杉欣也(敬称略・50音順)
〜大鷲、業火地獄で猛ダッシュする〜
小林
僕は岸田さんだけじゃなくて、川崎さん・杉さんからもいろんなことを教わりましたよ。
川崎
そういう風に言ってくれるところが、小林のイイところだね。
俺も人前では小林に対して先輩風を吹かせて偉そうにしちゃったけど、いつも「小林を助けてやりたい」と思っていたよ。逆に小林から空手を教えてもらったり助けられたし。
小林
僕は空手をやっていましたから。今でも『サンバルカン』の現場で杉さんから言われた言葉を憶えていますよ。「お前(小林)は俺の恩師(空手の師匠)だ」って(笑)。この間(『オーレンジャー』丸尾桃役の)さとう玉緒さんと会ってお話ししたら、彼女も「爆発の時の回転が苦手」って言っていました。僕もそうだったので「(戦隊シリーズの俳優は)みんな同じことを苦手にしているんだなぁ」って思いました。
(爆薬が)「バーン!」って爆発したら転がればイイだけなのに、小林はビビッてそれができないんだわ。「ここで跳ぶんだよ!」って必死でタイミングを教えてもダメ!
小林
そうそう、全然できなかった(苦笑)。僕、ウサギのダンスみたいに30センチ(メートル)しか跳べなかったです。空手はやっていたんですけれど、撮影本番になると緊張して身体が硬くなっちゃうんです。それでも殺陣師の山岡(淳二)さんはOKを出してくれるんだけど…。
「小林、それじゃダメじゃん!」って、俺がOKを出さない(笑)。
川崎
まあ、欣ちゃんはアクションが上手かったからね。
俺は若い頃から『仮面ライダー』なんかのショーでJACのメンバーたちから殴られたり、すっ飛ばされたりしていたからね。
小林
僕はしょっちゅう山岡さんに怒鳴られていましたもん。爆薬を20発くらい仕掛けた状態で、山岡さんから「小林、絶対一発ワンテイクで決めろよ!」と言われて、「解りました!」って答えるんですけどね。20発全部爆発してから転がらなければいけないのに、全部爆発する前に転がっちゃって「馬鹿野郎! なんで爆発のタイミングが解っていて、いま転がるんだよ!」って怒られました。そして30分くらいかけて爆薬をセットし直してもらったのに、またミスして…ということを3回くらい繰り返しました(苦笑)。テストで爆薬の(連鎖)爆発速度を計ったら、16秒ちょうどだったんです。それで僕、どうしても爆発が怖いから監督に訊いたんですよ。「これ、もし爆発の途中で僕が転んじゃったらどうなります?」って。そうしたら監督が平然と「そりゃ死ぬんだよ、君」っておっしゃるんですよ。おかしくないですか?
川崎
あれ、火柱がすごかったもんね。オープニングで僕たち3人が爆発の中を走るシーンがあったでしょ? あのシーンの撮影の時、まだ欣ちゃんと小林のことをよく知らなかったから、「この2人、相当走るのが速いんだろうなぁ」って思っていた。3人とも同じ速さで並んで走らなきゃいけないのに、カメラが回ったら爆発が凄すぎて、ビビッて僕だけ猛スピードで走っちゃった(笑)。
静岡の御殿場で撮影したんだっけ? あの爆発はマジ怖かったよな〜。俺も死ぬかと思った!
小林
結構大きな石が顔に向かってガンガン飛んでくるし(苦笑)。でもあの時「痛い!」と思って走るスピードを落としていたら、本当に死んでいたかも知れません。
〜宙明先生、鮫島と豹にサジを投げる〜
川崎
小林は(音楽家の)亜星先生の息子だから、リズムの良さに関しては、お父さん譲りの才能があるんじゃないかな?
リズム…音楽っていうか、歌うのは下手な俺だけど、小林も相当下手だったよ(笑)。
小林
当初、僕が挿入歌の「君はパンサー」という曲を歌う予定になっていて、(作曲家の)渡辺宙明先生のご自宅でピアノを弾いていただいて、2時間以上練習したんですよ。だけど僕があまりに音痴なんで、とうとう宙明先生がピアノを「バーン!」と叩いて「ふざけるんじゃない!」って怒り出してしまったんです。でも僕は全然ふざけていないし、真面目にやったんですよ(苦笑)。「これで精一杯なんです」って正直に答えたら、結局、水木一郎さんが僕の代わりに歌うことになりました。
一同
(大爆笑)
小林の音痴、すげえもんな(笑)!
小林
僕の歌は杉さんの10倍、いや30倍はすごいですよ。でも僕なりに家でかなり練習したので、今でも「君はパンサー」の歌詞は全部憶えていますよ。
川崎
欣ちゃんの歌もヤバかったじゃん。
そう、俺の場合は劇中ギター持って歌うシーンが上手くいかなくて、結局水木一郎さんに歌ってもらった。やっぱり宙明先生の家で練習したんだけど、吉川(進)さんから「お前の歌はダメだ。もういい、諦めた。終わり!」って言われた(笑)。
小林
水木さんと串田(アキラ)さんの歌は素晴らしかったけれど、僕と杉さんに歌わせないで、最初から川崎さんに歌ってもらえばよかったと思いますね。
川崎
東映(大泉)の近くで忘年会をやった時に、(恩師・加山雄三氏の)「君といつまでも」を歌ったのよ。聴いていた東映の関係者が「君、上手いね。今度、渡辺宙明さんに会わせるから、曲を書いてもらいなさいよ」とおっしゃったので、「よろしくお願いします」と答えたんだけど。そうか、小林の方が先に(宙明先生に)会ったんだ(笑)。
小林
よりによって音痴の僕に歌わせるなんて、意味が解らないですよね。宙明先生が最初のレッスンで「今日はデモテープまで作るから」とおっしゃったのに、最後はピアノを「バーン!」と叩いて「ふざけるんじゃない!」…ですもん。家に帰ったら父(小林亜星氏)から「お前、宙明先生の家で何をしていたんだ!」って怒られるし。
一同
(爆笑)