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○こちら特撮情報局 特撮男優・女優スペシャルインタビュー
 
■−特撮ヒーロー ほろ酔い鼎談 2008−その3
ゲスト:川崎龍介・小林朝夫・杉欣也(敬称略・50音順)
〜豪放磊落(らいらく)の根本由美さん、言葉で導く恩師・岸田森さん〜
川崎さんとは4年ぶりだけど、小林となんか25年ぶりだもんな。
小林
もうそんなに経つんですね。
川崎
学生時代の思い出は授業より遊びのことの方が多いけれど、『サンバルカン』の思い出も撮影よりそれ以外のことをよく憶えているもんだね。
俺たち、ホントによく遊んだし、仲良かったからね。
川崎
僕の従姉妹(いとこ)と由美ちゃんと僕ら男3人で、豊島園に遊びに行ったこともあったね。うちの従姉妹は欣ちゃんに憧れていたんだけど、「朝夫さんから口説かれそうになった」って言っていた(笑)。
小林
え〜? そんなことないですよ〜(笑)! 「(熊本在住の従姉妹さんに)電話しろ」って言ったのは川崎さんでしょう。豊島園で思い出しましたけれど、僕、何かの拍子で川崎さんの従姉妹さんの脚に触れてしまって、謝ったことがあったんですよ。そうしたら隣にいた由美ちゃんから「あんた、脚なら私の脚にしなさいよ! いつでも触らせてあげるから」って言われましたよ(笑)。去年、由美ちゃんと電話で話しましたけれど、相変わらず気持ちの良いひとでした。
気持ちが良い…といえば岸田(森)さん。よく恵比寿や六本木なんかに連れていって呑ませてくれたよな。
小林
よく呑みましたよね。映画やテレビドラマでエキストラをやっていた僕が、岸田さんに初めて会った時に、まず「(仕事を)なめるんじゃない」と言われました。次に岸田さんは『サンバルカン』の台本を手にしながら、「今、この場所は“ブラックマグマ”という敵に囲まれている。さあ、お前だったらどうするんだ?」と急に言い出したので、困惑しました。当時18歳だった僕がそれに対して何も答えられずに黙っていたら、岸田さんは「(豹朝夫として)敵と戦うためにはどうしなければならないのか、24時間考えろ!」とおっしゃったんです。今はその時の言葉の重みが解りますけれど、まだ若かった頃の自分にはあまり理解できなかったです。
川崎
とことん考えるタイプの小林に対して、欣ちゃんの役づくりは独特で「細かいことなんかイイんだよ。俺自身が“鮫島欣也”なんだからさ!」って(笑)。欣ちゃんはすごくマイペースなんだよね。
小林
杉さんは「演劇の基本に則った何か」や「人生はこうあるべき」という概念に振り回されないひとだと思うんですね。きっとそれが杉さんの個性なんです。25年ぶりに会って、昔と変わっていないということは、杉さんがそれを貫いてきた…ということですもん。
そうかな(笑)? やっぱりさ、俺たち、岸田さんにはいろんな影響を受けたよな。
小林
いつだったか、岸田さんの家へ遊びに行った時、「おい小林、頼むからしばらく俺んちに泊まっていってくれよ」と言われました。「ああ、岸田さんはホモ・セクシャルなのかな? 厭だなぁ…。でも岸田さんなら受け入れてもイイかなぁ」って思ったんです。
一同
(大爆笑)
小林
1週間ほど連泊させていただきましたけれど、結局何もされませんでした(笑)。でも岸田さんの家に泊めていただくと、いろんなことを“言葉”で教わるんですよ。一番憶えているのは「他人に騙されたら、騙されたままで演技しろ」という言葉ですね。岸田さんは「騙されたままでイイじゃないか。相手を信じて結果として経済的な被害を受けても全て自分の責任だ。『裏切られた』とか一切考えるな。その方が気持ちがイイ」とおっしゃったんです。僕がその言葉の意味を理解するのに、45歳までかかりました。やっぱり『サンバルカン』で岸田さん・川崎さん・杉さんたちに出会えたことは、僕にとって財産ですね。この間、堂本剛さん・チュートリアルさんに会ったら、「『サンバルカン』が大好きでした。サインしてください」って言われました(笑)。『サンバルカン』は子どもさんたちの心に何かを遺した作品なんですね。
〜太陽が輝いているから元気になれる〜
−−
大変おなごり惜しいのですが、そろそろ締めのお時間になってしまいました。最後に全国の『サンバルカン』ファンの皆さんへメッセージをお願いいたします。
川崎
とにかく今も『サンバルカン』を愛し応援し続けてくださって、本当にありがとうございます! ファンの皆さんのおかげで、こうして3人で再会できて本当に嬉しいです。良い本をたくさん書いている小林には、いつか『サンバルカン』関係の本も書いてほしいと思っています。
今日はホントに楽しかった! またこうやって、みんなで集まって呑んだり、遊びに行きたいね。これからも『サンバルカン』のソフトを観て楽しんで、ついでに時々は俺たちのことも思い出してください(笑)。
小林
最近、大不況・大恐慌などといろいろ言われていますけれど、精神的に明るくなければ乗り切っていけないと思うんです。「夜明けのない夜はない」し、『サンバルカン』の歌にもあるように「太陽があるから元気になれる」んです。それを思い出しながら、みんなで力を合わせて強く生きていきましょう!
で、この後、どこへ呑みに行っちゃう?
小林
“焼肉”食べに行きましょうよ。もちろん川崎さん・杉さんのおごりで(笑)。
一同
(大爆笑)
  (2008年12月13日 東京都豊島区内 某飲食店にて)
○プロフィール

川崎龍介(かわさき りゅうすけ)
1952年7月16日生、熊本県出身。加山雄三の付き人を経て、1978年に「SummerBreeze(サマー・ブリーズ)」で歌手デビュー。翌年イタリア・サンレモ音楽祭に日本代表として出演した。代表曲に「Summer Breeze(サマー・ブリーズ)」「愛は星座をめぐるように」「君とふたりで」「こころに海を」「そよ風茶房」「球磨川哀歌」「ひとりじめ」「トゥナイト・イン横浜」などがある。テレビバラエティ『欽ちゃんのドンとやってみよう!』(1979年10月フジテレビ)ではレギュラー“すけちゃん”を、テレビドラマ『猿飛佐助』(1980年日本テレビ)では豊臣秀頼役を演じた。1981年『太陽戦隊サンバルカン』では元地球平和守備隊・エリート空軍将校のバルイーグル・大鷲龍介役を好演、ファンを魅了するも惜しまれながら第23話で降板、飛羽高之役の五代高之にバトンタッチした。モデル活動を経て、現在は熊本県八代市“カラオケ喫茶遊”でカラオケ教室を経営する一方、ラジオパーソナリティを務めている。

○「龍介とすみママの♪歌ってパラダイス」(RKKラジオ)
http://utapara.sumimama.com/?eid=1120957


杉欣也(すぎ きんや)
1956年1月12日生、埼玉県出身。祖父は歌手・俳優の杉狂児、実父は東映映画バイプレイヤーの杉義一。学生時代よりJAC(ジャパンアクションクラブ)との関わりが深く、『仮面ライダー』などのアトラクションショーに参加する。桜美林大学中退後、東映俳優センターに入社。テレビドラマ『スパイダーマン』『燃えろアタック』(1978年 東映)ゲストなどを経て、映画「暴力戦士」(1979年東映)では主人公チームのサブリーダー・アントニオ役を演じ、これが本格的デビューとなる。1981年『太陽戦隊サンバルカン』では元地球平和守備隊・海軍将校にして海洋学者のバルシャーク・鮫島欣也役を好演、子ども達や女性ファンのハートを釘付けにする。1988年に芸能界を引退。現在は地元千葉県内で建設業に従事している。


小林朝夫(こばやし あさお)
1961年2月16日生、東京都出身。作詞作曲家・俳優の小林亜星は実父。明治大学入学後、劇団ひまわりへ入団し、映画「影武者」(1980年東宝)、テレビドラマ『ただいま放課後』(1980年フジテレビ)などに出演。1981年『太陽戦隊サンバルカン』では元地球平和守備隊・レインジャー部隊々員にして山林王の息子、バルパンサー・豹朝夫役を熱演、ファンに鮮烈な印象を残す。同第38話「豹朝夫のおやじ殿」で小林の父・亜星は父・豹朝太郎を演じており、これは唯一の小林親子共演作品である。恩師・岸田森の急逝により、しばらく俳優業を休業の後、1980年代後半に芸能界を引退。その後受験生達から“国語の神様”と異名をとるほどの学習塾講師に転進。現在は「八ヶ岳教育研究所」を主催し国語研究に係わる一方、テレビドラマ『受験の神様』(2007年日本テレビ)、テレビバラエティ『堂本剛の正直しんどい』(2008年 テレビ朝日)に出演するなど、俳優業を再開している。ベストセラー著書も多い。

・国語の神様 バカを一喝!(KKロングセラーズ)
・本当は怖ろしい漢字(彩図社)
http://homepage.mac.com/sunvulcan_revival/book_an/book_an.html

・富士山99の謎(彩図社)
http://homepage.mac.com/sunvulcan_revival/book_an/book_an_2.html

・大人のためのフィンランド式勉強法(KKロングセラーズ)
http://homepage.mac.com/sunvulcan_revival/book_an/book_an_3.html

・フィンランド式能力アップBOOK(フォーメンズ出版)
http://homepage.mac.com/sunvulcan_revival/book_an/book_an_3.html

・子どもの「頭のよさ」を引き出すフィンランド式教育法(青春出版社)
http://homepage.mac.com/sunvulcan_revival/book_an/book_an_4.html

・国語ぢから(KKロングセラーズ)
http://homepage.mac.com/sunvulcan_revival/book_an/book_an_5.html

・フィンランド式頭のいい子が育つ20のルール(青春出版社)
http://homepage.mac.com/sunvulcan_revival/book_an/book_an_6.html

○音声ブログ「小林朝夫のサンバルカンな夜」
http://www.voiceblog.jp/asao/





取材/構成:「こちら特撮情報局」スタッフ
(文中敬称略)