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○こちら特撮情報局 特撮ロケ地巡り
 
第5回 『愛の戦士 レインボーマン』第19〜22話、第27〜35話ほかロケ地 東京都稲城市「稲城丘陵」その2


『愛の戦士 レインボーマン』第19〜22話、
第27〜35話ほかロケ地 東京都稲城市「稲城丘陵」その2 Part.1

特派員:奥虹
取材日:2008年2月某日

 前回、第19話ジェノバードとダッシュ7初戦の地である“稲城丘陵”(東京都稲城市)をレポートしたが、その後『レインボーマン』を視聴したところ、第19〜22話、第27〜35話などでも当該丘陵がロケ地として使用されていたので、今回はシーン例紹介と関連画像で補足する。

○東京都稲城市「稲城丘陵」
 

稲城丘陵 

 稲城丘陵を含む多摩丘陵は、西方に高尾山東麓、南方に円海山緑地、東方に多摩川付近までにかけて広がる丘陵で、関連自治体は東京都八王子市から日野市、多摩市、稲城市、町田市、神奈川県川崎市、横浜市と広範囲にわたる。面積は約300平方キロメートル。1960年〜1970年代から開発が進められた多摩ニュータウン、港北ニュータウン開発の影響は大きく、多摩ニュータウンには京王電鉄相模原線・小田急電鉄多摩線が開通した。当該画像周辺の東京よみうりカントリークラブ、よみうりランドは1964年完成。マンション建設ラッシュを経て、現在は住宅や商業施設などの建設も進んでいる。

 
京王線相模原線「稲城駅」南口ロータリー

京王線相模原線「稲城駅」南口ロータリー、 2006年7月、北口に駅ビルが完成し、併せて駅舎もリニューアルされた。

 
稲城駅南口から東南方向へ向かうと、マンション街の先に崖山が確認できる。このマンション街も35年前は赤土が露出した造成地だった。
稲城駅南口から東南方向へ
 
南山スポーツ広場 その1
マンション街・住宅街を越えると南山スポーツ広場が見える。立札によれば、某企業がこの地に建売住宅を建設予定との由。
 
南山スポーツ広場より「南山崖山」を望む
南山崖山 その1
 
南山スポーツ広場 その2
スポーツ広場は地元の少年野球・少年サッカーチームの練習に使用されている(当該グランドは稲城市が地権者から借り受け、チームに貸し出している)。
 
背景の「南山崖山」は、地元民たちに「稲城のグランドキャニオン」と呼ばれているとの由。剥き出した赤土からは雑樹木が生え、植生が変化していることが確認できる。
南山崖山 その2
 
○通称「三栄土木」

 
 京王線相模線「稲城駅」(1974年10月開業)南口から東南方向へ徒歩で約5分。マンション街を抜けると、広大な丘陵地が唐突に目に飛び込んで来る。『仮面ライダー』ほか、1970年代特撮諸作品でおなじみの通称「三栄土木」である。(当該地は、当時埋め立てのための土砂を採集するための土地であり、三栄土木はその管理会社であったとされる)。 多摩ニュータウン開発のため撮影当時の崖の多くは切り崩され、多量の土砂は搬出され、現在周辺は建売住宅のほか、南山スポーツ広場(野球グランド、サッカーグランド)に姿を変えている。唯一現存しているのが「南山」と称される崖の山で、絶壁が約1キロメートル、京王線(京王よみうりランド駅方面)と並行して続いている。また南山の南方約500メートルには、神奈川県川崎市、よみうりゴルフ倶楽部がある。

南山崖山 その3

南山崖山。高さはおよそビル5階分に相当するだろうか?

 
よみうりゴルフ倶楽部方面 その1
よみうりゴルフ倶楽部方面 その2


南山崖山から、よみうりゴルフ倶楽部方面を望む。崖の上でも様々なシーンが撮影がされた(私有地につき立ち入りはせず)。

地層が露出した崖の斜面は、唯一35年前の撮影当時の面影を残している。『仮面ライダー』本編・撮影会、『レインボーマン』本編・スチル写真などでも、当該地の風景が確認できる。

南山崖山 その4

 
南山崖山 その6
南山崖山 その7

崖山は、よみうりランド方面に約1キロメートル続いている。